ADHDが編み出した相手の言葉の真意を汲み取る方法
筆者はADHDのため、相手の言葉をよく聞き、汲み取るのが余り得意ではありません。
しかし才能は経験によって補填することができます。
これまでの経験から頭を使って相手の会話から効率的に情報を抽出する方法についてまとめます。
情報を3つに分ける
会話に載せられている情報は大きく分けて以下の3つに分けることができます。
- 事実
- 要求
- ノイズ
上から順に情報な重要です。
事実
客観的な情報です。
これだけ拾っていれば基本的には困りません。
ただし一見事実のように見えてもノイズの情報は多いので以下の情報を特に信用すると良いです。
数値などで比較できる情報
- 売上が下がった
- 100点を取った
本人の内面情報
- 嬉しい/悲しい
- やりたい/嫌だ
要求
命令系/依頼系/質問形のいずれかの構文で飛んできます。
命令形 「1週間以内に報告しなさい」 依頼系 「後日お電話で相談させてください」 質問形 「席を譲って戴けませんか?」
この構文から外れた「暗に要求」というのがありますが、基本的に無視していてもそんなに困りません。
事実関係を整理したあとで明示的にこっちから質問をしてやればこの回収できる情報なので優先度は低いです。
要求の対応
要求を出されるとそれに応じなければならないと思いがちですが、別にそんなことはありません。
一方を立てればもう一方がたたず、なんてことは非常によくあることですし、 そもそも本人が言葉で要求していることと、本当に必要としていることは余り一致しません。
事実情報をもとに行動を決定する際の参考情報として機能します。
ノイズ
価値のない情報です。 見極めが難しいですが、一見重要そうな情報でもこちらに属することがたたあります。
- みんないってる
- 私は反対したんですけど
- ボケ/アホ/間抜け
- いい加減にしろ
- 完璧に
- 普通に
- ちゃんとする/しっかりする
- おい/こら
- 許されない
- 悪い/良い
例えば
「おい!いったいいつになったらちゃんとするんだ!いいかげんにしろ!!そんなやり方許されないぞ!」
といった発言はノイズのみから構成されます。
ノイズの対応
基本的に解釈しなくても問題ないです。
重要な情報は含まれないですが、会話の楽しみを司る部分でも有るので余裕がある時は解釈して楽しむと言いでしょう。
まとめ
会話はリアルタイムで情報が飛んで来るので処理が大変です。 なので事実情報だけを抜き出して、他の情報は後から拾うようにすると捗ります。